nikaToMoBB’s diary

むつぼしてんとう How do you like swimming? / 水泳どうでしょう

ドコモはスマートフォンもガラパゴスに?

今朝の新聞報道で、NTTドコモは来年2013年にAndroidでもiOSでもない新しいOSでスマートフォンを投入する予定で、開発中のOSはTizen(タイゼン)と言うもので、ドコモも開発に絡んでいるんだそうな。


報道ではiPhoneを扱わないから転出が増加し加入者が純減してるように書いてはあったんだが、それは要因のひとつにしかすぎないと思う。


ドコモがiPhoneを扱ったからといって加入者が増えるとは思えない。 転出にブレーキは掛けることができるかもしれないが、限定的な部分じゃないかな?

ドコモユーザーの転出が止まらない理由は、Android(ここはあえて)しか扱ってないからとかではなく、どのOSだろうとお構いなしに独自のできそこないのアプリを仕込んでくると言うことだろう。

独自の糞アプリだろうが仕込んでくるのは端末をキャリアが販売するから仕方ない部分はあるだろうけど、それを通常の状態では削除できないようにしてるのはいかがなもんだろうか? 専用アプリがないとキャリア独自のサービスを受けられないのは仕方ないとして、そのサービスを必要としないユーザーも多いだろう。

必要のないサービスのために入ってるアプリを削除する選択肢をユーザーは求めているのに、キャリアはそれに答えていない。

アプリくらい入っていても、現状の端末ではメモリも多くなりメモリ不足とかに陥ることないから、ある程度は許容できそうではあるんだが、使ってないとしてもバックグラウンドで勝手に通信したりとお行儀が悪い。

最悪の場合、それが原因かどうか分からないけど、端末の動作が不安定になる場合があるそうだ。 グローバル版では問題なく使えてたりするから、やはりその辺りが問題になってるんじゃないかと思ったりね。


言わばお粗末な端末やサービスを使わされてきたユーザーが嫌気がでて他に乗り換えると考えると、問題の本質はiPhoneどうのではなく、独自サービスを押し付けてきたその姿勢だろう。


話しは逸れたんだけど、ドコモが共同開発してるOSで新しいスマートフォンが出てくるとして、それはドコモのアプリや独自サービスてんこ盛りなんだろうな。 しかも今以上に…


結局のところ、キャリア主導で端末を販売する状況では、いずれはガラパゴス化するということなんだろうね。

キャリア独自のサービスを否定するわけではないのだけれど、それをどう使うか、使うかどうかはユーザーに選ばせて欲しいものだ。

せっかく国内キャリアでは、最もマトモなインフラを構築してるキャリアが、いちばん使いものにならない端末を販売してると言うことになりかねない。


きっとそのうち思い知らされることになるだろうね。


何のためにユーザーがスマートフォンにシフトしてきたのかを。