高齢ドライバーが事故を起こしたニュースが盛んに取り上げられている。
「特に」といってもいいんじゃないかと思うくらいだ。
そこで高齢ドライバーに対して不安を煽るようなコメントも多くある。
私も高齢ドライバーについてはどうかな？と思うことも多いけど、この問題ってそんなに単純じゃないと思うのだ。
高齢ドライバーは事故が多いので運転させるべきではないというロジックが成り立つのであれば、若年者の事故も同様のことが言え。これも然るべき議論があってもいいものだけど、それは無いに等しい。
事故にもよるけど、若年層でイージーなミスを犯すような人は運転適性が劣っているのでそもそも運転するのはどうかと思うし、いわゆるペーパードライバーだって似たり寄ったりだ。
高齢ドライバーを養護する気は無いんだけど、だからといって高齢ドライバーを一括りでってのも乱暴だと思う。
自分もまだ先だけど、いずれ高齢ドライバーと言われる分類に加わることになると思うんだが、自分がやがて対象となると考えながら今の報道を見ると、高齢ドライバー批判は現役世代と高齢者の代理戦争のようにも感じる。
とりあえず言い訳ができないような事案で追い詰めてる構図はまさにそう感じる。
バッシングなんて誰でもできるし、そんなことを公共の電波を使って延々とやるのは電波の無駄。
もっと建設的な意見を出して討論し、監督官庁や政治家に有効な対策をしてもらうことが大切だ。
ただその前に、事故の正確な原因究明をしてもらいたい。
官庁だけではなくメーカーなどを含めて、憶測やリーク情報ではない正しい情報を開示してもらわなければ、水掛け論で終わり時間の無駄でしか無い。
しかし既得権益、天下りとかを考えると有効な対策なんて出てこないんだろうな。
行政官は勉強ができるけど、アタマが良いとは思わないからね。
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