防衛省は、政府見解と異なる歴史認識の論文を投稿し更迭された田母神俊雄 前航空幕僚長に対し、支給期限となる本日2日に退職金約7,000万円を支払った。
田母神氏は同省の求める自主返納に応じる姿勢を示していない。
田母神前空幕長に退職金７０００万 - YOMIURI ONLINE（読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081202-OYT1T00406.htm
個人的意見として、政府見解と異なる歴史認識を示しただけで、憲法違反も法律違反もおかしていないのにも関わらず、退職金の自主返納を求めるのはおかしい事だと思う。
そもそも言論の自由ってのは、憲法で保障されているはずだ。 立場的には軽率だったと言わざるを得ないが、その言論に対して制裁を加えようとする政府の姿勢は、言論弾圧の何物でもない。
こういったことに対するメディアが世論誘導をするかのような報道姿勢は、見ていておかしいと思う。
確かに退職金7,000万って、民間と比べたら破格だ。 しかし、それは田母神氏だけに限ったものではないので、田母神氏だけを取り上げるのはおかしいだろう。
田母神氏に退職金の自主返納を迫るよりも、年金問題で数々の不祥事が発覚した社保庁や事故米の農水省、裏金の役所など、返納してほしいところはたくさんあると思うよ。
