nikaToMoBB’s diary

むつぼしてんとう How do you like swimming? / 水泳どうでしょう

国体 天皇杯について思う

今朝、テレ朝のとある報道番組を見ていたら、スポーツ行政を問うと言うことで、国内最高峰のスポーツイベント 国民体育大会(国体)に関係した予算について特集していた。

国体絡みの予算は多岐に渡っているようだ。 あいかわらずここでも利権が絡んでるのは言うまでもないね。

番組では、施設建設などのハコモノ行政について問題提起していた。


山口国体を3年後に控え、こういう話題はちょっと気になる。

番組では、国体の天皇杯(男女総合優勝県)についても取り上げていて、第19回大会(昭和39年)新潟県から、第57回大会(平成14年)高知県を除いて、今年の大分県まで、開催県が天皇杯を獲得している。

奇しくも、第19回大会(昭和39年)の新潟大会の前年の開催県は、山口県だったりする。

過去大会の概要 - 国民体育大会 - 日体協
http://www.japan-sports.or.jp/kokutai/archive.html

開催県の各県では、この天皇杯を是が非でも取るべく選手強化をしている。 選手強化として、選手の育成はしてはいるんだが、地方の県の場合はそれだけではどうにもならない現状がある。 そこで、他県の有力選手を迎え入れ、自らの県の選手としてるの現状だ。 こういうところに選手強化として予算が組み込まれているのが現状だ。

ただ、近年に一度開催県が天皇杯を逃した県がある。 先にも書いたが、第57回大会(平成14年)の高知県だ。 当時の橋本高知県知事により、天皇杯獲得のためだけに使われる余計な予算を削減したからだ。

8月に4期目となった二井関成山口県知事。 二井氏の選挙公約の中に、山口国体における総合順位を1位すなわち天皇杯を獲ることとしている。 現状で山口県の順位はと言うと、、、

秋田わか杉国体
総合成績(天皇杯) 第62回 - 国民体育大会 - 日体協
http://www.japan-sports.or.jp/kokutai/62/tennou.html

昨年の秋田で39位。 今年の大分では35位。

この状況を考えると、山口国体の時にプロパーの選手だけでは到底天皇杯なんて無理だろう。 プロパーでは無理だと言う現状では、やはり、、、助っ人という選択肢になるんだろう。


天皇杯獲得を目的とする選手強化の予算って言うのは、たぶん、、、そういうことなんだろう。 本来の使い道としてはいかがなもんなのだろうか?

選手強化の予算を削減しろとかどうこうは、これぽっちも思わない。 むしろ本来あるべき選手育成などの予算なら増やしていただきたいところだ。

開催県のメンツのためだけの選手強化なら、しなくてもいいと思う。 それこそ無駄だ。