筑波大学と東京工業大学が面白い実験をしてるのが話題になってる。
クロールの泳法で使われるフラッターキックは、速度が上がると抵抗になるというものだ。
筑波大学|お知らせ・情報|注目の研究|クロール泳中のスイマーに働く抵抗に関する新たな知見
―独自開発した抵抗測定方法により、速く泳ぐための鍵にせまる―
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201806291400.html
PDF資料
http://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/180629takagi-1.pdf
泳速が1.1m/sまでは推進力として貢献するが、1.3m/sを超えると抵抗となるということだ。
1.3m/sというと100mを1分17秒くらいか。
一概に抵抗になるということでもなさそうだし、泳速が上がればそれに伴いキックの動作も抵抗を抑えたキックに変える必要があるということだろう。。
ただ、実験の写真を見ると、キックを使わずプルだけの時は足首を縛ってプルブイを挟んでいる。
確かにこの状態ではキックをしない下肢は抵抗のない状態になるのだが、そもそもプルブイで浮力を得てる状態なのを考えると、条件的にはイコールではなさそうだ。
プルのみの場合下半身が沈まないように最低限の浮力はどうするのか。 それによっては推進力というか浮力を含めて貢献する速度はまだ変わってくるはずだ。
キックが抵抗になろうとも推進力になろうとも、泳ぎの中でプルだけでなくキックも重要なファクターになるんだろう。
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