nikaToMoBB’s diary

むつぼしてんとう How do you like swimming? / 水泳どうでしょう

議論の擦り替え!?

昨日も京都で痛ましい事故が起きてしまった。

事故を起こしたのは18歳の未成年で無免許、事故当時は居眠り運転だったそうだ。 事故の被害者は、集団登校中の小学生児童と、保護者(妊婦)だった。

事故は痛ましいものだし、運転者や同乗者、車両を貸した持ち主には怒りを感じる。

こういった事故を起こしても過失致死とかになる現行法もどうかと思うが、法治国家である以上、とやかく言うつもりは無いけど、こういった事件に対応する法を整備してもらいたいもんだ。


報道を見ながらおや?と思うことがあった。

今回の事故は、幅6m程度でセンターラインが無い細い路地で起こってる。 こういった道は国内どこにでも存在するし、抜け道になってたようで交通量も多かったそうだが、そういう条件も国内どこにでも存在する。

そもそもこういった道路には歩道は無く、白線は歩道との境界ではなくて車道と歩道の境界を表している。

付近住所が、交通量が多く危険なので、安全対策をして欲しいとか取材してて、それに対して歩道にガードレールを設置し安全対策などをした方がいいとかいうコメントをしてるのを見た。

しかし、考えても見れば今回の事故の根本原因は、運転者の居眠り運転だ。 仮に今回のケースでは乗ってた車が軽自動車なので、ガードレールを設置していた場合は事故は防げていたかもしれない。 しかし、仮に別ケースとして車両がダンプトラックなどの大型車の場合、ガードレールには車両の逸脱防止の効果はあるものの、それはあくまでも通常走行時の逸脱防止なので、ガードレールを破壊して突き進むことだって考えられる。

ガードレールの規格によっては防ぐことは可能かもしれないかもけど、それを細い街路にってのもね。。。

ガードレールとかの安全対策は置いといて、今回の事件の原因は居眠り運転だ。 無免許どうこうは置いといて、こういった事故はもしかすると誰でも起こすかもしれない。

なんでも安全対策が出来ればいいんだが、限りある資源(予算)を有効的に使うためには、原因と対策を考えないといけない。 こういったところは原理主義もいいけど、現実主義にもなってもらわないといけない。

道路予算は税金であるし、その大半は道路特定財源で自動車ユーザーが払っているものだからだ。


住宅街での事故抑制としては、海外でもやってる速度抑制とドライバーへの注意喚起としてランブルストリップスや減速帯などの対策をした方が効果があっていいだろう。


そもそも、居眠り運転させないようにすべきだし、運転免許を持ってないのが運転できないようにする対策をした方がいいだろう。