国内ではSBMの独占が終わり、KDDI（au）でも取り扱いが始まるiPhone 4S。
おとといの発表の次の日、Appleの前CEO スティーブ・ジョブズが亡くなり、さらに話題？というかニュースにもなった。
iPhone ４S、現行の4のマイナーチェンジだと言われてるが、まぁそういったとこだろう。
発売後1年以上経った端末で、スペック的にはAndroid勢に先を越されていたので、5までの繋ぎ？として、現在の状況に合わせたスペックに仕上げてきたんだろうね。
KDDIもiPhone 4Sの価格及び利用料金が発表され、SBMも急きょ今日のお昼に緊急記者会見を行い、ジョブズさんとの思い出話と、iPhone 4Sのネットワークの違いなど喋ってたね。
KDDIの採用する通信方式CDMA2000と、SBMのW-CDMAで、iPhone 4Sの通信速度が違うと力説していた。 もちろん力説してた理由は、KDDIよりもSBMの方が通信速度が速いと言う事だ。 確かに、ネットワークの性能とすればW-CDMA（HSDPA）の方が速度が出るんだが、あれはあくまでも理論値だ。
SBMのネットワークでHSDPAのエリア整備がどれだけ終わってるのか分からないし、仮に整備してあったとして実際にトラフィックの多い（分散されていない）SBMネットワークでどれくらい速度が出るものか。
あと、データ通信しながら音声通話をすると、データ通信が遮断されるなど、通信方式の違いで優越があるかのような言い方をしていた。 確かに、マルチアスクが一般的になって（iPhone3の頃端末がマルチタスクに対応してなかったっけ）データ通信しながら音声着信も可能だと言うのはDOCOMOユーザーなどは一般的だと思っていることだろうが、基本的にそういうった議論が成り立つのは、一定のネットワーク品質の元で言うべきことだ。
いくらDLの速度が速いとかデータ、音声同時に使用できるとか言っても、そもそも電波が届かない限りは何を言ってもダメなんだね。 基地局の整備をして16万局云々とか言ってたが、数字ではDOCOMO、KDDIを凌駕してるはずなんだが、エリア改善は？まぁ、数字の好きな孫さんの事だから、数字さえ多ければいいのかな。
SBMもKDDI両者について言える事は、iPhone ４S発売まで、いかに話題を作っていくかが課題で、発売時点でどれだけの台数を販売できるかが鍵になるだろう。
残念ながらiPhoneと言えど、発売されてしまえば時間と共に話題は薄れていく運命にある。 特に、最近はAndroid勢が強いから、iPhoneだけが特別と言う物でも無くなってるのが現実だろう。
KDDI（au）のユーザーがどれだけiPhone 4Sにするのかが気になるのと、発売月となる今月の各キャリアの契約者数の変動だ。 ちょうど今日、先月9月末時点の契約者数が発表されたとこだから、純増数1位を守ってるSBMにauがどれだけ食いつけるかが気になるとこだね。
事業者別契約数（2011年09月末現在）｜社団法人 電気通信事業者協会（TCA）
http://www.tca.or.jp/database/2011/09/
もし来月この数字にiPhone効果みたいなのが現れたら、ドコモもこの先何らかの方針転換をするかな？
いや、しないだろうな。
iPhone、キャリアが販売しなけりゃ、ここまであーだこーだという事にはならんだろうが。 あ、話題にならんといけんのんだった。。。
