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ソニーは、近距離無線通信規格NFCに準拠し、モバイルFeliCaに加え、近接型非接触通信規格ISO/IEC14443 Type A/Type Bにも対応する携帯機器向け無線通信LSI「CXD2235AGG」を開発した。
ソニー、モバイルFeliCaとISOIEC14443 Type AType B対応の無線通信LSIを発売 nikkei BPnet 〈日経BPネット〉
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20111111/290213/
日本国内ではおサイフケータイなどの非接触ICカードでは、FeliCa方式が使われてるんだけど、海外ではと言うか国際標準ではNFC(ISO/IEC14443 Type A/Type B)ってのになってる。
当然と言えば当然だけど、この2つに互換性は無い。
ただ、どちらも規格が違だけでやる事はほとんど同じ、って事でソニーがどちらの規格にも準拠したチップを開発したって事。
スマートフォンのシェアが伸びだし、海外ではそろそろNFC搭載の端末も出てきだした。
国内の端末メーカーにこのチップを搭載して海外に、、、と思いはしたが、国内メーカーの端末がdれだけ海外で売れるのかな? まさか、海外メーカーの端末にこのチップを載せてくれって事かな? まぁ、100歩譲って国内向けの端末に…
どうだろうかね? どれだけ日本国内で売れるかによって、海外メーカーもグローバルモデルを日本仕様にカスタマイズするかだろう。 たいして販売量を見込めないマーケットにコストをかける事はしないだろう。 今のところは普及期なので可能性も低くはないか!?
あと、このチップを搭載するって事は、NFCだけではなく、FeliCaにもライセンスを払わないといけなくなるだろう。 そう簡単に載せるかな? 特にグローバルモデルの場合は、日本仕様のためだけって事になるから、採用は難しいんじゃないかな?
次期モデルのiPhoneや、BlackBerry(既にNFC搭載モデルあり)に採用されれば、国内でガラケーからの乗り換えなどに拍車がかかる事だろう。
でも、わざわざ別のチップ(コストは分からないが)を使い、余分なライセンス料を払うような事をするだろうか?
やはりここは、国内に設置してある受信機側の更新した方がいいだろう。
ただこれでは、現在のFeliCa陣営にはライセンス料が入ってこなくはないが、目減りしていくのは確実だ。
スマートフォン移行に躊躇してるユーザーのハードルを下げたいと思うところもあるだろうけど、自らの儲けも逃したくないと言うジレンマが見え隠れするね。
ちなみに、FeliCa陣営ってのは、SONYとNTTドコモだ。